モンシロチョウを飼いたいと言われたら、卵から育てて欲しい理由

子育て

こんにちは、なゆかまです!

暖かくなってきましたね~、虫たちの活動も活発になってきました。

お子さんから「モンシロチョウの幼虫みつけた!飼いたい~!」なんて言われたりしませんか?

・モンシロチョウの幼虫を見つけたけど、どうやって飼ったらよいの?

我が家はモンシロチョウの幼虫を何度か育てているのですが、見つけた青虫をそのまま飼うのはちょっと待っていただきたい。

モンシロチョウの幼虫は基本的に寄生されているので、飼うなら卵からをオススメします…

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青虫は寄生されていることが非常に多い

モンシロチョウの幼虫の青虫は、アオムシコマユバチという天敵がいます。

このハチ、青虫のお腹の中に卵を産むんです…

なゆかま
なゆかま

エッ…!?

青虫の体内に卵をうみつけて、青虫はそのままごはんを食べて生き続けます。

青虫の体内で、ハチの幼虫は羽化し、青虫の内側を食べて、最終的には青虫の体を食い破って出てきます。

(たくさん出てくる)

その後繭になり、ハチになって出てくるんです。

なゆかま
なゆかま

こ、こ、こ、怖すぎん…?

その寄生率は7割から、夏には9割にまでのぼるそうです。

羽化してから寄生されるので、卵は大丈夫。

卵から育てることをオススメします。

我が家の実例

我が家の旦那の実家では野菜を作っています。

モンシロチョウはアブラナ科の植物に卵を産むので、キャベツやブロッコリーの葉を見ると、青虫を見かけることがありました。

私も小さい頃に青虫を育てた記憶があり、モンシロチョウになった時はとても感動しました。

育てることは子供にとっても良い経験になるだろう

割と虫に耐性のある私は、「じゃぁ家で育ててみよう!」と、家に持ち帰って育てることにしたのです。

いらないタッパーに排水溝ネットをつけ、その中に青虫をいれて飼い始めました。

青虫はキャベツをもりもりと食べて、脱皮をして徐々に大きくなっていきました。

「お母さん、ご飯食べてるよ!かわいいねぇ~あ、うんちした!」

と、子供もおおはしゃぎ。飼ってよかったな~としみじみ思いました。

青虫は、さなぎになる前はあまりご飯を食べなくなり、さなぎになるための場所を探してウロウロし始めます。

場所を決めると動かなくなり、水分を含んだウンチをして、さなぎになるのです。

ウロウロしはじめたので、そろそろ蛹になりそう!とワクワクしていたのですが。

ウロウロするだけで、一向に蛹になる気配がない。

なんでだろう…?ちょっとおかしい気がする。

と思い、モンシロチョウの羽化の仕方等をググってみたところ。

目に留まったのは

「アオムシコマユバチの寄生」


えっ…


まさか…


いやいや、そんな…


そんなことあるの??


更に詳しく検索したところ。

アオムシコマユバチが青虫から出てくる画像を見てしまい…




結構虫に耐性があると思う私でも、さすがにこの絵面は…

引く!!無理!!

なんかたくさん出てくるとか耐えられない!!


岐阜の自然豊かな場所で育っているので、寄生率はとっても高そう。

そしてさなぎにまだなれていない。


これは寄生されているのでは…


正直タッパーごと捨ててしまいたくなりました。。。

でも、ここまで飼ってきた。

まだ、モンシロチョウになる可能性はある…

最後まで見届けるしかない!!


ということで、毎日ビクビクしながら観察を続けた結果。


悲しいかな、


嫌な予感はあたってしまったのです…



割と小さいうちから飼い始めたはずなのですが、すでに寄生されていました。

青虫は害虫です。

たくさんモンシロチョウになってしまったら、キャベツなどの農作物は食い散らかされてしまいます。

アオムシコマユバチがいるのは自然の摂理なのでしょう。

しかし、寄生率が多い時は9割を誇るというのがゾッとしますね…。。

この事態を避けるためには、卵から育てるのが最も安全です。

青虫を育てるときは、ぜひ卵から育てることをオススメします。

卵の見つけ方

モンシロチョウは、アブラナ科の植物に卵を産みつけます。

野菜を育てている場合はとっても見つけやすいです。

・キャベツ

・小松菜

・ブロッコリー

・白菜

などなど。

モンシロチョウが飛んでるまわりの葉っぱを裏返したりすると、小さくて細長い卵がついています。

それがモンシロチョウの卵です。

青虫の飼いかた

準備するもの

・虫かごやいらないタッパー等

・キャベツなどのエサ

エサは農薬がついていると青虫が死んでしまう可能性があります。

無農薬のものがあればいいですが、無い時はよく洗って、柔らかい部分を与えると良いです。

出来るだけ新鮮な野菜をあたえてあげましょう。

青虫はもりもりエサを食べて、たくさん糞をします。

飼育ケースの中を清潔に保つために、こまめに掃除しましょう。

青虫は脱皮を繰り返しながら大きくなります。

脱皮をする前はじっとして動かなくなりますが、その時に触ってしまうと、脱皮に失敗して死んでしまう事があります。

じっとしているときは触らないようにしましょう。

卵から羽化して2週間ほどたつと蛹になります。

1週間~10日ほどでモンシロチョウに羽化します。

我が家のその後&まとめ

我が家ではその後、懲りずにモンシロチョウの幼虫を飼ってみた結果。

ちゃんとモンシロチョウになることが出来ました!

さなぎになった時は感動もひとしお。

(主に寄生されてなかった安心感)

羽化したときはとっても感動しましたし、子供もとっても喜んでいました。

子供の良い経験になったと思います。

(寄生虫も含めて…)

暖かくなって虫たちが活発になり、子供が虫を飼いたいという事も多くなるかと思います。

飼う前に一回ネットで検索して、飼いかたを調べてから飼うことをオススメします…


余談ですが、アゲハ蝶の幼虫も育ててみました。

蛹になったので、「良かった!!寄生されてなかった!」と安心していたら、

ある日

蛹からめっちゃ立派なハチが出てきました


いや~、自然ってオソロシイですね。

虫好きな方でも、飼うのは一回立ち止まってみたほうがいいかもしれません。

ではでは~!

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