こんにちは、なゆかまです!
暖かくなってきましたね~、虫たちの活動も活発になってきました。
お子さんから「モンシロチョウの幼虫みつけた!飼いたい~!」なんて言われたりしませんか?
・モンシロチョウの幼虫を見つけたけど、どうやって飼ったらよいの?
我が家はモンシロチョウの幼虫を何度か育てているのですが、見つけた青虫をそのまま飼うのはちょっと待っていただきたい。
モンシロチョウの幼虫は基本的に寄生されているので、飼うなら卵からをオススメします…
青虫は寄生されていることが非常に多い
モンシロチョウの幼虫の青虫は、アオムシコマユバチという天敵がいます。
このハチ、青虫のお腹の中に卵を産むんです…
![なゆかま](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aicon_05-306x400.jpg)
エッ…!?
青虫の体内に卵をうみつけて、青虫はそのままごはんを食べて生き続けます。
青虫の体内で、ハチの幼虫は羽化し、青虫の内側を食べて、最終的には青虫の体を食い破って出てきます。
(たくさん出てくる)
その後繭になり、ハチになって出てくるんです。
![なゆかま](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aicon_05-306x400.jpg)
こ、こ、こ、怖すぎん…?
その寄生率は7割から、夏には9割にまでのぼるそうです。
羽化してから寄生されるので、卵は大丈夫。
卵から育てることをオススメします。
我が家の実例
我が家の旦那の実家では野菜を作っています。
モンシロチョウはアブラナ科の植物に卵を産むので、キャベツやブロッコリーの葉を見ると、青虫を見かけることがありました。
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_01-800x800.jpg)
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_02-800x800.jpg)
私も小さい頃に青虫を育てた記憶があり、モンシロチョウになった時はとても感動しました。
育てることは子供にとっても良い経験になるだろう。
割と虫に耐性のある私は、「じゃぁ家で育ててみよう!」と、家に持ち帰って育てることにしたのです。
いらないタッパーに排水溝ネットをつけ、その中に青虫をいれて飼い始めました。
青虫はキャベツをもりもりと食べて、脱皮をして徐々に大きくなっていきました。
「お母さん、ご飯食べてるよ!かわいいねぇ~あ、うんちした!」
と、子供もおおはしゃぎ。飼ってよかったな~としみじみ思いました。
青虫は、さなぎになる前はあまりご飯を食べなくなり、さなぎになるための場所を探してウロウロし始めます。
場所を決めると動かなくなり、水分を含んだウンチをして、さなぎになるのです。
ウロウロしはじめたので、そろそろ蛹になりそう!とワクワクしていたのですが。
ウロウロするだけで、一向に蛹になる気配がない。
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_03-800x800.jpg)
なんでだろう…?ちょっとおかしい気がする。
と思い、モンシロチョウの羽化の仕方等をググってみたところ。
目に留まったのは
「アオムシコマユバチの寄生」
えっ…
まさか…
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_04-800x800.jpg)
いやいや、そんな…
そんなことあるの??
更に詳しく検索したところ。
アオムシコマユバチが青虫から出てくる画像を見てしまい…
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_04.5-800x800.jpg)
結構虫に耐性があると思う私でも、さすがにこの絵面は…
引く!!無理!!
なんかたくさん出てくるとか耐えられない!!
岐阜の自然豊かな場所で育っているので、寄生率はとっても高そう。
そしてさなぎにまだなれていない。
これは寄生されているのでは…
正直タッパーごと捨ててしまいたくなりました。。。
でも、ここまで飼ってきた。
まだ、モンシロチョウになる可能性はある…
最後まで見届けるしかない!!
ということで、毎日ビクビクしながら観察を続けた結果。
悲しいかな、
嫌な予感はあたってしまったのです…
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_05-800x800.jpg)
割と小さいうちから飼い始めたはずなのですが、すでに寄生されていました。
青虫は害虫です。
たくさんモンシロチョウになってしまったら、キャベツなどの農作物は食い散らかされてしまいます。
アオムシコマユバチがいるのは自然の摂理なのでしょう。
しかし、寄生率が多い時は9割を誇るというのがゾッとしますね…。。
この事態を避けるためには、卵から育てるのが最も安全です。
青虫を育てるときは、ぜひ卵から育てることをオススメします。
卵の見つけ方
モンシロチョウは、アブラナ科の植物に卵を産みつけます。
野菜を育てている場合はとっても見つけやすいです。
・キャベツ
・小松菜
・ブロッコリー
・白菜
などなど。
モンシロチョウが飛んでるまわりの葉っぱを裏返したりすると、小さくて細長い卵がついています。
それがモンシロチョウの卵です。
青虫の飼いかた
準備するもの
・虫かごやいらないタッパー等
・キャベツなどのエサ
エサは農薬がついていると青虫が死んでしまう可能性があります。
無農薬のものがあればいいですが、無い時はよく洗って、柔らかい部分を与えると良いです。
出来るだけ新鮮な野菜をあたえてあげましょう。
青虫はもりもりエサを食べて、たくさん糞をします。
飼育ケースの中を清潔に保つために、こまめに掃除しましょう。
青虫は脱皮を繰り返しながら大きくなります。
脱皮をする前はじっとして動かなくなりますが、その時に触ってしまうと、脱皮に失敗して死んでしまう事があります。
じっとしているときは触らないようにしましょう。
卵から羽化して2週間ほどたつと蛹になります。
1週間~10日ほどでモンシロチョウに羽化します。
我が家のその後&まとめ
我が家ではその後、懲りずにモンシロチョウの幼虫を飼ってみた結果。
ちゃんとモンシロチョウになることが出来ました!
![](https://nayukama.com/wp-content/uploads/2021/05/aomushi_06-1-800x800.jpg)
さなぎになった時は感動もひとしお。
(主に寄生されてなかった安心感)
羽化したときはとっても感動しましたし、子供もとっても喜んでいました。
子供の良い経験になったと思います。
(寄生虫も含めて…)
暖かくなって虫たちが活発になり、子供が虫を飼いたいという事も多くなるかと思います。
飼う前に一回ネットで検索して、飼いかたを調べてから飼うことをオススメします…
余談ですが、アゲハ蝶の幼虫も育ててみました。
蛹になったので、「良かった!!寄生されてなかった!」と安心していたら、
ある日
蛹からめっちゃ立派なハチが出てきました
いや~、自然ってオソロシイですね。
虫好きな方でも、飼うのは一回立ち止まってみたほうがいいかもしれません。
ではでは~!
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